糖尿病患者の治療に、日常生活も関係している
サノフィ株式会社は、糖尿病患者707人を対象にインターネット調査を実施した。インスリン治療で、低血糖リスクと血糖コントロールについて重点的に調査。今回の調査を「インスリン-ライフ・バランス調査」として、結果を公開した。
サノフィは、糖尿病患者に対して、治療提案や糖尿病診療への情報提供を行っている。糖尿病の治療ソリューションの創出・研究開発・販売を行う。
インスリン使用時の低血糖について
今回の調査結果で、33.4%の患者が、直近3か月以内に低血糖を起こしたと回答。1日を通じて低血糖のリスクが存在することが分かった。低血糖を経験した患者の43.9%は、医師へ話していないと回答。医師が、患者の低血糖を把握していない潜在患者の存在が浮き彫りとなった。
また、低血糖を発症したときの対処法や予防のための捕食が患者のストレスとなっているという結果も出た。低血糖を恐れて、適切なインスリンを補充していないケースもあり、今後、血糖コントロールが改善される基礎インスリン製剤を期待する声が上がっている。また、長期の安全性についても期待が高まる。
インスリン-ライフ・バランス調査概要
【実施時期】2015年1月10日~1月19日
【調査手法】インターネットリサーチ
【調査対象】インスリン投与患者707人(1型糖尿病76人/2型糖尿病631人)

サノフィ株式会社 プレスリリース
http://www.sanofi.co.jp/