持ち運び、保管がさらに便利に
2015年4月7日、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は同社が販売するヒト成長ホルモン(遺伝子組換え)製剤「ノルディトロピン フレックスプロ注 5mg、10mg、15mg」において、それらの個装箱を従来製品より約19%小さくして販売することを明らかにした。
同剤は2010年に国内で「骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症」「成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)」などを適応として承認を受け、同社から成長ホルモン治療薬として販売されているペン型リキッドタイプのプレフィルド製剤だ。
成長ホルモン治療にはほぼ毎日皮下注射が必要であることから、より患者・家族の負担を軽減できる投与方法の実現が望まれていた。
出荷開始時期は3月下旬から4月上旬を予定
小型化された同製品の出荷開始時期は3月下旬から4月上旬となっている。
ペン型の同剤はもともと「持ちやすい」、「打ちやすい」、「準備が簡単」という特徴を持っていたが、今回の小型化により、患者にとっては処方本数が多くても持ち帰りやすくなる。また常に冷蔵保存を必要とするため、医療現場の関係者からは箱を含めたコンパクト化の要望が寄せられていたが、これも実現した。
(画像はプレスリリースより)

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 プレスリリース
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