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2025年07月18日(金)
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移植用細胞から腫瘍を引き起こすヒトiPS/ES細胞を除く技術、開発

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移植用細胞から腫瘍を引き起こすヒトiPS/ES細胞を除く技術、開発

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和光純薬工業と産総研が共同で
和光純薬工業株式会社は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下「産総研」)と共同で、移植用細胞から腫瘍を引き起こすヒトiPS細胞やヒトES細胞(以下「ヒトiPS/ES細胞」)を除く技術を開発したと発表した。

この共同研究は、同社からの資金提供型共同研究により、産総研と同社が共同で実施したもの。

iPS細胞
大きな期待が寄せられるヒトiPS/ES細胞
ヒトiPS/ES細胞は、無限に増殖できる自己複製能力や、あらゆる細胞に分化する能力を持つ。再生医療のための細胞源として、大きな期待が寄せられている所以だ。

しかし、ヒトiPS/ES細胞から分化させて作製した移植用細胞には、ヒトiPS/ES細胞が残存し腫瘍化する可能性がある。残存するヒトiPS/ES細胞を除去する必要があるが、従来の一般的な技術では処理速度や細胞生存への悪影響など課題が多かった。

今回開発された技術は、このような課題を解決するためのもの。

効率的な除去を可能にした
今回の開発では、糖結合タンパク質・レクチンの一種であるrBC2LCNが、ヒトiPS/ES細胞に特異的に結合し、細胞内に取り込まれるという現象を発見。緑膿菌由来外毒素をrBC2LCNのC末端部分に融合させた組換えタンパク質(薬剤融合型レクチン)を考案し、分化していない各種ヒトiPS/ES細胞の効率的な除去を可能にしたという。

薬剤融合型レクチンは、再生医療に用いる移植用細胞の製造など、様々な用途への応用が期待されると同社はしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

移植用細胞から腫瘍を引き起こすヒトiPS/ES細胞を除く技術を開発 - 和光純薬工業株式会社
http://www.wako-chem.co.jp/news/2015/

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