「子宮頸がん“私の問題”」をテーマに子宮頸がんについて考える
MSDは、3月30日から2015年末日まで、「子宮頸がん“私の問題”」と題して、子宮頸がん啓発キャンペーンを開催することを発表した。キャンペーン中、特設サイトを開設して、子宮頸がんの発症年齢や発症率など、子宮頸がんに関する事実を伝えるインフォグラフィックや患者やその家族の話を元に作ったショートストーリーを紹介する。
他にも、新聞広告、インターネットの広告など女性が集まる場所などを中心に広告をだし、子宮頸がんが、自分の問題として捉えるきっかけを提供する。
1800人を対象に認知調査を実施
MSDは、昨年7月に13~50歳の女性を対象とした「子宮頸がんに関する認知調査」を実施した。その結果、子宮頸がんが、若い女性に増加していることを認識しているが、子宮頸がんの治療でおきる身体の負担や、精神的負担について知らないと回答した人が多かった。
子宮頸がんの怖さは、がんにかかるということ以上に、子宮頸がんについての知識がないことが問題であると考えた。今回のキャンペーンは、子宮頸がんについて知ると同時に、子宮頸がんを自分の問題として考えるきっかけとして、啓発キャンペーンを行う。
予防へむけて
毎年、子宮頸がんに10000人の人がかかる。そのうち、約3000人が亡くなっている。治療によって命を取りとめても、女性にとっては、大きな影響を及ぼす。しかし、発症年齢が、出産や働き盛りの年齢と重なり、検診率は、37.7%と先進国の中では低い検診率となっている。
今回の啓発キャンペーンを通じて、子宮頸がんが自分にとって重要な問題ということを認識することを目指す。

MSD プレスリリース
http://www.msd.co.jp/