慢性閉塞性肺疾患治療に光
キョーリン製薬ホールディングスは、3月26日、子会社である杏林製薬が、厚生労働省より、慢性閉塞性肺疾患(以下、COPD )治療剤「エクリラ(R)400マイクログラム ジェヌエア(R)30吸入用、同60吸入用」について製造販売承認を取得したことを発表した。
なお、海外では欧米を中心として、36カ国で発売。吸入器「ジェヌエア(R)」は、操作性にも優れ、「ユニバーサルデザイン賞2015」を受賞している。
「エクリラ(R)ジェヌエア(R)」の概要
COPDは、中高年の喫煙者に多く発症し、労作時の呼吸困難と慢性的・持続的な咳、痰を特徴とする疾患である。
COPD治療剤「エクリラ(R)ジェヌエア(R)」は、スペイン・バルセロナのAlmirall,S.A.によって創製された、アクリジニウム臭化物を有効成分とする、新規の長時間作用性吸入抗コリン薬だ。
1日2回吸入することにより、夜間から早朝を含む終日のCOPDに伴う気道収縮を抑制し、呼吸機能改善を促進することから、患者の呼吸困難や息苦しさなどを和らげ、QOL向上に貢献すると期待が寄せられる。
患者の治療に貢献
近年、国内においてもCOPD患者数の増加が指摘されており、日本人の死因では、第9位。
杏林製薬は、今後、「エクリラ(R)ジェヌエア(R)」における最新情報提供に努め、患者の治療に一層取り組むかまえだ。
(画像はプレスリリースより)

キョーリン製薬ホールディングス プレスリリース
http://www.kyorin-gr.co.jp/news/docs/