ジェノタイプ2型C型慢性肝炎の治療薬
ギリアド・サイエンシズ株式会社(以下、ギリアド)は、本日、ジェノタイプ2型C型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善を効果・効能とする1日1回経口投与の核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害剤「ソバルディ(R)錠400㎎」(以下、ソバルディ)について製造販売承認を取得したと発表した。
ソバルディ(一般名:ソホスブビル)は、ジェノタイプ2型C型慢性肝炎の治療の際に、インターフェロンを必要とせずに12週間投与を可能とする初めての経口薬のみの治療法となる。
ソバルディ
今回の承認は主に、未治療および治療経験のあるジェノタイプ2型の患者を対象に日本国内で実施された第3相臨床試験のデータとジェノタイプ2型のC型慢性肝炎患者を対象とした、4つの海外第3相臨床試験でのSVR12の結果によるもの。
日本国内で実施された試験において、ソバルディRとリバビリンを1日あたり600~1,000mgを経口投与する治療を12週間受けたジェノタイプ2型の患者の96.4パーセントが、治療終了後12週間の持続的ウイルス学的著効(SVR12)を達成した。SVR12を達成した患者は、C型肝炎ウイルス感染が治癒したと見なされる。
なお、ギリアドは、2014年9月に、ジェノタイプ1型のC型慢性肝炎治療について、レジパスビル・ソホスブビル配合剤の承認申請を行っている。

ギリアド・サイエンシズ株式会社 ニュースリリース
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