期間は7年
イーグル・ファーマシューティカルズは、FDAが悪性高熱症(MH)対処用の懸濁注射剤RyanodexR(ダントロレンナトリウム)について、米国における7年間の市場優先権を付与したことを確認したと発表した。
Ryanodex
Ryanodexは悪性高熱症(MH)を管理するための対処薬の新規製剤。2013年8月に希少薬に指定され、2014年7月に悪性高熱症を適用としてでFDAから承認されている。
Ryanodexは凍結乾燥粉末のダントロレンナトリウム250mgが含まれた使い捨てバイアルとして使用する。高熱症のピーク時に1分未満という迅速さで溶解し、患者に投与できるよう、調製されている。Ryanodexの投与については、最初の負荷用量を2.5 mg/kgとして急速静注・持続静注を行い、症状が緩和するまで継続が求められる。
そして、Ryanodexは、悪性高熱症の管理において、新規の標準治療薬となる可能性があるとされている。
悪性高熱症(MH)
悪性高熱症(MH)は、遺伝的に感受性の高い人が、一定量の吸入(揮発性)麻酔薬または筋弛緩薬サクシニルコリンと接触した際に発症する可能性がある疾患。
これらの患者は頻脈、血圧上昇、呼気二酸化炭素濃度の上昇、極めて高熱の体温といった症状が見られ、迅速な処置がされない場合、代謝亢進エピソードは致命的となることがある。

イーグル・ファーマシューティカルズ ニュースリリース(ビジネスワイヤ)
http://www.businesswire.com/news/home/20150224005751/