ハイブリッドクラウド化
NTTコミュニケーションズは2月25日、参天製薬株式会社がグローバル全域で利用する基幹系・情報系システムのICT基盤として、クラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」、データセンターサービス「Nexcenter」、ネットワークサービス「Arcstar Universal One」などを組み合わせたハイブリッドクラウド環境を構築し、システム運用管理やヘルプデスクサービスをグローバルで一元的に提供すると発表した。
今回のICT基盤のハイブリッドクラウド化は、2015年1月より日本拠点から開始され、システム運用管理やヘルプデスクサービスについては、2014年10月より欧州拠点から開始している。
同社は今後、日・米・欧の世界3極にて展開する予定であるとしており、ICTリソース・コストの最適化だけではなく、加速するグローバル展開に対応可能な俊敏性・柔軟性の向上、グローバルガバナンス強化、事業継続性の確保などを実現する。
医療用眼科薬シェア拡大に向け
参天製薬は日本を含めた世界18カ国以上にグループ会社を持ち、事業展開しており、2020年までに「世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニー」の実現を目指すことを長期的な経営ビジョンとして掲げている。
この中で、医療用眼科薬事業において「日本・アジアNo.1、グローバルTop3」の達成欧米やアジアへのグローバル展開を加速している。
ICT環境については地域毎に別々の基盤上でシステムを運用しており、今後拡大するビジネスに俊敏に対応するため、グローバルレベルでの基盤統合やクラウド化の推進、運用の標準化、事業継続性の確保などを行うこととなった。
(画像はプレスリリースより)

NTTコミュニケーションズ ニュースリリース
http://www.ntt.com/release