ロタウイルスワクチン「ロタテック内用液」とB型肝炎ワクチン「ヘプタバックス-II」
2015年2月17日、MSD株式会社はサノフィ株式会社と、5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン「ロタテック内用液」と組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)「ヘプタバックス-II」におけるコ・プロモーション契約を締結したことを明らかにした。
どちらもMSDが製造販売している薬剤で、今回の契約により、3月2日から両社は共同で両製品のプロモーション活動を行う。製造販売はMSDが引き続き行っていく。
両社はこのコ・プロモーション契約によりワクチン領域において緊密な協働関係を築き、日本の公衆衛生により貢献していきたいとしている。
各国で承認されている両薬
「ロタテック内用液」は主に流行するロタウイルスの5つの血清型G1 、G2、 G3、G4、G9をカバーする5価ロタウイルスワクチンだ。現在、日本を含む100以上の国と地域で承認されており、乳児が罹患すれば死亡するリスクもあるロタウイルス胃腸炎の予防策として、4200万人以上に接種されてきている。
「ヘプタバックス-II」は遺伝子型AのB型肝炎ウイルス由来のチメロサールフリーワクチンで、主にB型肝炎発症予防のために用いられる。こちらも現在日本を含む54の国と地域で承認され、これまでに6200万人以上に接種されている。

MSD株式会社 サノフィ株式会社 ニュースリリース
http://www.msd.co.jp/newsroom/msd-archive/2015/Pages/