微細藻類ユーグレナの継続摂取によりインフルエンザ症状を緩和
東京都文京区に本社を置く株式会社ユーグレナは、インフルエンザの症状を緩和することが示唆された研究結果について、2015年2月9日に発表した。今回その効果を発見した物質は、微細藻類ユーグレナの粉末やその中に含まれる特有成分であるパラミロン。
今回の研究結果の概要について
インフルエンザは冬季を中心に毎年流行する傾向にあり、インフルエンザウイルスを病原体としている急性の呼吸器感染症。今回の研究ではインフルエンザにかかったマウスに対して、パラミロン、アモルファスパラミロン、そしてユーグレナ粉末を経口摂取させ、その結果についてこれらの物質を摂取させなかったマウスと比較した。
比較するのは両者の場合の生存率と肺の中にあるインフルエンザウイルス数で、結果としてこれらの披験物質を摂取したマウスの方が被験物質を摂取しなかったマウスと比べて生存率が向上し、かつインフルエンザウイルス数が減少した。
今回の研究成果については、既に2014年11月11日に開催された第62回日本ウイルス学会において発表されている。同社では、今後もパラミロンの機能性についてより一層の研究をすすめ、ユーグレナの医療分野等への活用を目指していくと表明している。

ユーグレナ ニュースリリース
http://www.euglena.jp/news/2015/0209.html