成人に対するワクチン型肺炎球菌性肺炎が適応
2015年1月22日、ファイザー社は、欧州医薬品庁のヒト用医薬品委員会(以下CHMP)が「プレベナー13」(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)による成人に対するワクチン型肺炎球菌性肺炎の予防効果を肯定したと発表した。
この見解により、欧州委員会(European Commission)が同剤の適応拡大を承認する決定を下した場合は、欧州連合加盟国とアイスランド、ルクセンブルクおよびノルウェーにてこの決定が適用される見込みだ。
同剤は現在、欧州においては18歳以上の成人に対する侵襲性肺炎球菌感染症の予防を目的として認可されている。また米国においては2014年より同剤を65歳以上の成人に対する肺炎予防を目的として接種するよう、最新の米国予防接種諮問委員会による推奨が発出されている。
世界で最も広範に使用される肺炎球菌結合型ワクチン(PCV)
プレベナー13は2009年、乳幼児を対象として初めて欧州で承認され、以降、日本を含む世界120か国以上で乳幼児への適応が認められている。
日本においても、2014年7月から65歳以上の成人を対象とした肺炎球菌ワクチンとしての定期接種化について検討が始まった。
(画像はプレスリリースより)

ファイザー株式会社 プレスリリース
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