欧州で販売承認を取得
塩野義製薬は、1月23日、新規有効成分医薬品「Senshio(センシオ)」(一般名:ospemifene)について、中等度から重度の閉経後膣委縮症を適応症とした販売承認を取得したことを明らかにした。
なお、欧州子会社であるShionogi Limited(英国ロンドン)が、現地時間2015年1月15日付けで欧州委員会より取得。これを受け、同社では、「Senshio」が欧州の閉経後膣委縮症患者に、新たな治療選択肢をもたらすと期待を寄せている。
「Senshio」の概要
「Senshio」の有効成分である「ospemifene」は、選択的エストロゲン受容体モジュレーターとして位置づけられ、局所の受容体に結合してエストロゲン作用を示すだけでなく、その他の部位では拮抗作用を示す。
現在、「Senshio」を服用することで報告されている主な有害事象としては、「ほてり」が挙げられるが、膣内pHレベルを適正化し、膣上皮の生理学的変化を改善する作用があることから、性交痛など閉経後膣委縮症の不快な症状改善に効果的だという。
革新的な医薬品開発
塩野義製薬は基本方針として、「シオノギは、常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」を掲げている。
同社グループは、これからも革新的な医薬品開発に取り組み、患者のQOL(Quality of Life)の向上に貢献するかまえだ。
(画像はホームページより)

塩野義製薬 プレスリリース
http://www.shionogi.co.jp/company/news/2015/