ラコサミドについて共同商業化
UCB Biopharma SPRL(以下、UCB)と第一三共株式会社(以下、第一三共)はてんかん治療薬「ラコサミド」を日本における共同で商業化する契約を締結したことを発表した。
この契約により今後同剤はUCBが開発および製造を担当し、第一三共が販売および流通を担当する。プロモーション活動については、両社共同で行う。また、第一三共は一時金およびマイルストーン支払いの総計として、最大で約180万ユーロをUCBに支払うという。
ラコサミド
「ラコサミド」は、成人および青年(16歳から18歳)の患者における部分発作(二次性全般化の有無を問わない)の併用療法として2008年9月にEUで発売され(商品名:VIMPATR)、世界44カ国のてんかん患者に対し提供されている。だが、日本では「ラコサミド」はてんかんの治療薬としてまだ承認を取得していない。
UCBでは、P3臨床治験として部分発作のある日本人と中国人の成人患者を対象に併用療法としての「ラコサミド」を評価を行った結果、2014年10月にその結果に対し、有効性に関する主要評価項目が達成されたと発表している。
この治験の結果が良好であったことを受けて、UCBは2015年に日本と中国において、成人患者の部分発作に対する併用療法を適用として承認申請を行う予定だ。

ユーシービージャパン ニュースリリース
http://www.ucbjapan.com/_up/ucbjapan_com/