2016年6月完成予定
田辺三菱製薬株式会社は1月15日、同社の子会社である田辺三菱製薬工場株式会社が、福岡県築上郡の吉富工場内に新製剤棟を建設すると発表した。
この新製剤棟は2015年2月に着工し、2016年6月の完成を予定しており、規模は地上5階建て、建築面積、約4,800m2、延床面積は約22,000m2で、総工費は約110億円を予定しており、設計・施工は設計・施工によって行われる。
新薬供給体制の整備
同社によれば、今回の新製剤棟建設は、生産機能においても拠点の集約を図りながら、グローバルレベルの新薬供給体制の整備を図るためであるということだ。
これは、急速に変化する事業環境に対応し、持続的な成長を実現するため、「中期経営計画11-15~New Value Creation」の重点課題である「事業・構造改革の加速化」の取り組みの一環である。
完成後は、高度化、グローバル化が加速する最新の品質保証水準に対応し、多品種を効率的に生産できる固形製剤専用工場として、拠点再編に伴う製造品目の集約や今後の新薬の供給を担うという。
また、生産機能のさらなる効率化に向けた省力化および拡張性の確保を図り、免震構造採用によって震災時の事業継続を可能とし、省エネルギー設備の導入など地球環境にも配慮した設計も行った。
(画像はプレスリリースより)

田辺三菱製薬株式会社 ニュースリリース
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