ALA、すなわち5-アミノレブリン酸
SBIファーマ株式会社は、5-アミノレブリン酸(ALA)を有効成分とする成人病の予防・改善剤に関して、日本での特許を取得したと発表した。
同社は、SBIホールディングス株式会社の子会社であり、ALAを利用した医薬品・健康食品・化粧品の研究・開発等を行っている。
中東地域においてALAに関する事業を展開
ALAは、体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。エネルギー生産に関与する「ヘム」や「シトクロム」といったタンパク質の原料となる、重要な物質だ。焼酎粕や赤ワイン等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られるが、加齢に伴い体内での生産性は低下する。
SBIファーマは、糖尿病罹患率が24.6%と非常に高いバーレーンを中心とする中東地域において、ALAに関する事業展開を進めている。バーレーン国防軍病院糖尿病診療科においては、ALAを利用した2型糖尿病の臨床研究を開始。また、RCSIバーレーン医科大学でも同臨床研究の準備を進めているという。
今後もALAの様々な可能性を追求
今回SBIファーマが取得した特許は、ALAもしくはその誘導体、またはそれらの塩を有効成分とする成人病の予防・改善剤についてのもの。成人病には、高脂血症・糖尿病・高血圧・肩こり・更年期障害・白髪・しわ・肥満・冷え性・便秘からなる群より、1種または2種以上が含まれる。
同社は、今後もALAの様々な可能性を追求し、医薬品などの研究開発に努めるとしている。

ALAを有効成分とする成人病の予防・改善剤に関する特許取得のお知らせ - SBIホールディングス株式会社
http://www.sbipharma.co.jp/pdf/SBI_pharma