電子お薬手帳の環境整備
株式会社ドコモは、2016年1月15日、電子お薬手帳を利用する環境を整備した、電子お薬手帳サービス「おくすり手帳Link」の提供を2016年3月に開始すると発表した。
同社は株式会社アインホールディングスと共同開発した電子お薬手帳をチェーン薬局向けに2012年4月から提供し、現在、全国で約1,300店舗に導入されている。
カスタマイズせずに汎用的に利用できるこのたびの新サービスは、薬局が服薬情報を一元的・継続的に把握することを目的とした厚生労働省の指針に沿うもので、電子お薬手帳がより多くの薬局に普及することを目指している。
服薬情報を一元管理
「おくすり手帳Link」は、薬局・薬剤師が利用する「おくすり手帳Link」(薬局向けシステム)と顧客が利用する「おくすり手帳Link」(対応アプリ)を備えている。
薬局は「おくすり手帳Link」(薬局向けシステム)で、過去の調剤情報、アレルギー等の服薬情報を確認の上、顧客の状態に応じた効果的な服薬指導を行える。
顧客は「おくすり手帳Link」(対応アプリ)を通して、取り込んだ調剤情報で薬の効能などを確認し、服薬の実績・体調変化などを服薬情報で自己管理することができる。
現在、公益社団法人日本薬剤師会が「リンク付けサーバー」を構築中で、今後、このサーバーとの連携により、他の電子お薬手帳をもつ顧客でも「おくすり手帳Link」からの服薬情報の確認が可能になる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社NTTドコモ プレスリリース
https://www.nttdocomo.co.jp/