「ウルティブロ」と「シーブリ」について
ノバルティス ファーマ株式会社とMeiji Seika ファルマ株式会社は、1月15日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬の国内共同プロモーションに関する契約を締結したと発表した。
同契約は、ノバルティス ファーマがCOPD治療薬として製造販売している「ウルティブロ吸入用カプセル」(以下「ウルティブロ」)と、「シーブリ吸入用カプセル50ug」(以下「シーブリ」)についてのもの。
命にかかわる慢性閉塞性肺疾患
COPDは、肺の進行性慢性疾患。たばこの煙などの有害物質を長時間にわたり吸入することで、発症するとされる。主な症状としては、咳や痰、動作時の呼吸困難など。患者のQOLが著しく低下するのみならず、症状が徐々に進行してやがて呼吸不全を起こし、命にかかわることもある。
「ウルティブロ」は、2013年11月に発売された1日1回吸入の長時間作用性気管支拡張剤。長時間作用性抗コリン薬と長時間作用性β2刺激薬という、作用機序の異なるふたつの薬剤を含有した配合剤となっている。「シーブリ」は、「ウルティブロ」に配合されている長時間作用性抗コリン薬の製剤で、2012年11月に発売された。
共同プロモーションは2月1日以降に開始
ノバルティス ファーマは、Meiji Seika ファルマが呼吸器領域において築いている高い専門性と強固な基盤を高く評価。今回の国内共同プロモーション契約締結により、COPD治療薬に関する適正使用情報が従前より迅速かつ広汎に提供できるとしている。
なお、同契約に基づく両社の両製品に関する共同プロモーションは、2016年2月1日以降に開始される。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬 共同プロモーションに関する契約の締結について - ノバルティス ファーマ株式会社
http://www.novartis.co.jp/news/2016/pr20160115.html