新規経口アレルギー性疾患治療薬「TAC-202」
大鵬薬品工業株式会社とMeiji Seika ファルマ株式会社は、12月17日、新規経口アレルギー性疾患治療薬「TAC-202(一般名:ビラスチン)」について、国内における共同販売契約を締結したと発表した。
同剤は、大鵬薬品が本年11月に製造販売承認申請を行った薬剤。
「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹」が効能・効果
「TAC-202」は、スペインのファエス・ファルマ社が創製した新規有効成分の第二世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬。海外では「アレルギー性鼻炎、蕁麻疹」を効能・効果として 90以上の国・地域で承認され、多くの企業がライセンス契約のもと販売している。
ファエス・ファルマ社は、スペインにおける医薬品業界のリーディングカンパニーの一つ。新薬の開発・製造・販売に注力しており、「TAC-202」を中心にする国際化も進めている。
大鵬薬品は2012年7月、ファエス・ファルマ社との間で「TAC-202」の日本における開発販売権に関するライセンス契約を締結。同剤の開発を行っていた。
Meiji Seika ファルマが共同販売権を取得
今回、大鵬薬品とMeiji Seika ファルマの間で締結された契約に基づき、Meiji Seika ファルマは日本における「TAC-202」の共同販売権を取得。大鵬薬品が同剤の製造販売承認を取得した後は、医療従事者への情報提供活動を両社で実施するとしている。
またMeiji Seika ファルマは、契約一時金と販売額の目標達成に応じたマイルストーンを大鵬薬品に支払うという。

新規経口アレルギー性疾患治療薬 TAC-202(ビラスチン)国内共同販売契約締結のお知らせ - 大鵬薬品工業株式会社
http://www.taiho.co.jp/corporation/news/