承認と発売のいずれもが世界初
MSD株式会社は、11月26日、2型糖尿病治療薬「マリゼブ錠25mg/12.5mg(以下「マリゼブ」)」を発売した。
同剤は、週1回投与の持続性選択的DPP-4阻害薬であり、承認と発売のいずれもが世界初となる。
服薬アドヒアランスの向上が期待
「マリゼブ」は、米国のMerck & Co., Inc.が開発した、長時間作用型の新規DPP-4阻害薬。1日1~2回投与型とは異なる特長的な薬物動態メカニズムにより、週1回の投与による血糖値コントロールを可能にしている。
同剤の国内第3相臨床試験では、連日投与の選択的DPP-4阻害剤「ジャヌビア」と同様の有効性と忍容性が確認された。週1回の投与で1週間持続する「マリゼブ」の効果は、患者の服薬負担軽減に加え、治療継続意欲や服薬アドヒアランスの向上が期待されている。
治療継続を積極的に支援
MSDは、「ジャヌビア」をはじめとする同社の糖尿病治療薬ポートフォリオに、「マリゼブ」を新たに加えることとなる。「マリゼブ」発売により、2型糖尿病患者の多様なライフスタイルに対応する治療選択肢を提供すると、同社はしている。
さらに同社は、糖尿病患者の治療継続を支援する取り組みも積極的に行い、糖尿病領域における真のパートナーを目指すという。

週1回投与のDPP-4阻害薬「マリゼブ」を世界に先駆けて日本で発売 - MSD株式会社
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