米国フィラデルフィアで開催されるAES2015
エーザイ株式会社は、12月2日、第69回米国てんかん学会議(AES2015)において、抗てんかん剤「Fycompa」に関する最新データを発表することを明らかにした。
AES2015は、12月4日から8日まで米国フィラデルフィアで開催される学会。
シナプス後AMPA受容体の活性化を阻害
「Fycompa」は、エーザイ創製によるファースト・イン・クラスのAMPA受容体拮抗剤。
てんかん発作は、神経伝達物質であるグルタミン酸により誘発されることが報告されている。同剤は、シナプス後AMPA受容体のグルタミン酸による活性化を阻害し、神経の過興奮を抑制する。
同剤は、欧米やアジア諸国などの45カ国以上で承認を取得。25カ国以上にて「Fycompa」の製品名で販売されている。日本では、2015年7月に新薬承認申請が行われた。
多様なニーズの充足とベネフィット向上に貢献
今回エーザイがAES2015にて行う発表は、22演題。「Fycompa」の全般性強直間代発作に対する国際共同臨床第3相試験と部分てんかんに対する国際共同臨床第3相試験に関する追加解析および統合解析、日本を含むアジアでの部分てんかんに対する臨床第3相試験の結果などを、ポスターで発表するという。
同社は、てんかん領域を重点疾患領域と位置づけ、多様なニーズの充足とベネフィット向上に引き続き貢献するとしている。

第69回米国てんかん学会議にて「Fycompa」(ペランパネル)に関する最新データを発表予定 - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/news/news201584.html