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2025年05月19日(月)
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グラクソ・スミスクライン 「タイケルブ錠」に新規の適応症

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グラクソ・スミスクライン 「タイケルブ錠」に新規の適応症

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チロシンキナーゼ阻害薬「タイケルブ錠」
グラクソ・スミスクライン株式会社は、2015年11月20日にヒト上皮細胞増殖因子受容体2型(HER2)陽性乳癌に対して、経口分子標的薬「タイケルブ錠」のアロマターゼ阻害剤との併用療法が厚生労働省の承認を取得したと発表した。

タイケルブ錠
同社は2010年12月、同省から「タイケルブ錠」の「乳癌に対するホルモン剤併用療法」の開発を要請され、アロマターゼ阻害剤との併用投与の用法・用量追加承認を申請していた。

英国グラクソ・スミスクライン社が開発した新規のチロシンキナーゼ阻害薬である「タイケルブ錠」は、上皮細胞増殖因子受容体(EGFR)とHER2のチロシンキナーゼを阻害して腫瘍の増殖を抑制する。「HER2過剰発現が確認された手術不能又は再発乳癌」の効能・効果で日本国内の承認を取得したのは、2009年4月。

一方、HER2陽性の進行性又は転移性乳癌におけるカペシタビンとの併用療法では100以上の国・地域で、アロマターゼ阻害剤との併用療法では85の国・地域で承認されている。

乳癌治療に新たな選択肢
日本では、アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤、タキサン系抗悪性腫瘍剤及びトラスツズマブ(遺伝子組み換え)による化学療法後の増悪もしくは再発の患者に対するカペシタビンとの併用療法のみが「タイケルブ錠」の適応症とされていた。

アロマターゼ阻害剤との併用療法が追加されたことで、今後、HER2陽性かつホルモン受容体陽性で閉経後の転移性乳癌に対してHER2とホルモン受容体を標的とした治療を行い、無増悪生存期間(PFS)の延長が図れる。

また、経口剤であるアロマターゼ阻害剤と「タイケルブ錠」の投与は、静脈内投与に比べ患者の負担軽減にもなる。


外部リンク

グラクソ・スミスクライン株式会社 プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2015_07/P1000927.html


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