イスラエルの製薬企業と締結
そーせいグループ株式会社は、11月25日、同社子会社がイスラエルの製薬企業との間で、片頭痛治療薬候補である新規低分子カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬について研究開発契約を締結したと発表した。
今回の契約を締結した同社子会社は、Heptares Therapeutics(以下「Heptares社」)。イスラエルの製薬企業は、Teva Pharmaceutical Industries Ltd(以下「Teva社」)。
米国では3600万人が罹患してる片頭痛
片頭痛は、米国では3600万人、日本でもおよそ840万人が罹患しているとされる疾患。片頭痛が起きている間、患者は光や音に敏感になり、吐き気・嘔吐などを経験することが特徴とされる。
CGRPは、三叉神経節の小型~中型のニューロン内部に存在し、身体全体に存在するGタンパク質共役受容体を通して、作用を発揮する。片頭痛発作時にはCGRPレベルの上昇が認められるため、CGRPの阻害は痛みの軽減のみならず片頭痛の予防においても検証済みの作用機序とされている。
片頭痛治療を目指した研究開発契約
Heptares社とTeva社が今回締結したのは、Heptares社が創出した新規低分子CGRP受容体拮抗薬について、片頭痛治療を目指した独占的開発・製造販売権にかかわる研究開発契約。
同契約によりHeptares社は、契約一時金1000万米ドルと研究開発支援金、さらに最大 40000万米ドルの開発・販売マイルストンを受領することが可能となる。また、Heptares社は、販売高に応じたロイヤリティも受領することが可能となる。

片頭痛治療薬候補である新規低分子CGRP受容体拮抗薬に関する研究開発契約締結のお知らせ - そーせいグループ株式会社
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