百日せき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎を予防
第一三共株式会社(以下、第一三共)とジャパンワクチン株式会社(以下、ジャパンワクチン)、サノフィ株式会社(以下、サノフィKK)は、2015年11月24日、百日せき、ジフテリア、破傷風および急性灰白髄炎(ポリオ)を予防する4種混合ワクチン「スクエアキッズ皮下注シリンジ」を発売すると発表した。
「スクエアキッズ」には、日本初となるソーク株を用いて製造した不活化ポリオワクチンが含まれ、第一三共グループの北里第一三共ワクチン株式会社の沈降精製百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン(DPTワクチン)とサノフィKKの不活化ポリオワクチン(ソークワクチン)をプレフィルドシリンジに充填した製剤である。
予防医療環境に寄与
「スクエアキッズ皮下注シリンジ」は、一般名を「沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ(ソークワクチン)混合ワクチン」という。
本剤0.5mLの成分含量は、百日せき菌の防御抗原(4単位以上)、ジフテリアトキソイド15Lf以下(14国際単位以上)、破傷風トキソイドを2.5Lf以下(9国際単位以上)、不活化ポリオウイルス1型を40DU、2型を8DU、3型を32DU。
同ワクチンは2014年7月4日に製造販売承認を取得し、北里第一三共ワクチン株式会社を製造販売元に2015年12月9日から販売される。医療ニーズに合致した新製品で公衆衛生や予防医療環境への貢献が期待される。

第一三共株式会社 プレスリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006375.html