ニプロファーマ 株取得でアジア市場へ供給を目指す
ニプロの子会社で、医薬品製造のニプロファーマは、ベトナムの医薬品製造会社、メコファ社保有の株式を取得したことを11月13日にホームページで発表した。
メコファはニプロファーマの資本提供を受けることにより、強固な提携関係を構築することとなる。
ベトナムでの医薬品の流通
現在ベトナム政府は、複数国で行われる医薬品査察協定、医薬品査察共同スキームへの早期加盟を目指すほか、ベトナムでの医薬品の流通比率を引き上げる方針を打ち出している。
これまでメコファに対して医薬品製造技術を提供してきたニプロファーマは今回の契約をうけて、医薬品の品質保証体制の高度化と事業規模拡大をさらに支援していくとしている。
アジア市場へ
今後ニプロファーマは、価格競争に秀でたアジア市場へ医薬品を供給していく。ベトナムでは最大級の製造拠点を持つ医薬品メーカーのメコファは、ニプロファーマとの提携によって品質を向上させ、ベトナム国内のみならず、アジア市場への流通を目指している。
今後、ニプログループの中核を担うニプロファーマは、海外製造拠点をベトナムに設け、品質保証体制を進化させていく。

ニプロファーマ プレスリリース
https://www.nipro.co.jp/