ALAを利用した医薬品などを研究・開発
SBIファーマ株式会社は、10月22日、5-アミノレブリン酸(ALA)を有効成分とする糖尿病の治療方法に関して、米国にて特許を取得したと発表した。
同社は、SBIホールディングス株式会社の子会社であり、ALAを利用した医薬品などの研究・開発等を行っている企業。
日本での特許は、本年1月に取得
ALAは、体内のミトコンドリアで作られるアミノ酸。ヘムやシトクロムと呼ばれ、エネルギー生産に関与する機能分子の原料となる、重要な物質だ。しかしALAは、加齢に伴い生産性が低下することも知られている。
今回同社が取得した特許は、2009年10月27日に出願。「ALAおよびその誘導体を投与することによる糖尿病の治療方法」として特許請求が行われていた。
同件についての日本での特許は、本年1月に取得している。
アンメットメディカルニーズに応える
SBIファーマは現在、バーレーンを中心として中東地域への事業展開を進めている。バーレーン国防軍病院の糖尿病診療科では、高濃度のALAを利用した2型糖尿病の臨床研究が進んでおり、7月には食品介入試験も終了している。
同社は今後も、アンメットメディカルニーズに応える医薬品を提供できるよう、研究開発に努めるとしている。

米国で ALA を有効成分とする糖尿病の治療方法に関する特許取得のお知らせ - SBIファーマ株式会社
http://www.sbipharma.co.jp/pdf/SBI_pharma