「腸内セルフチェック」として提供
タカラバイオ株式会社は、2015年10月9日、法人向けに「腸内セルフチェック」のサービスの提供を始めた。
次世代シーケンサーにより得られた腸内細菌の遺伝子データを解析して、菌の割合、注目度の高い菌などについて情報提供する。同社が研究分野で培った最先端のバイオ技術やノウハウ、データを活用、大量のデータ解析にはバイオインフォマティクスの手法を駆使した最高水準の腸内細菌叢解析サービスである。
このサービスは、同社が2010年から大学などの研究機関向けに展開してきた腸内細菌叢解析サービスの提供範囲を拡充したもので、個人向けにヘルスケア事業を行う法人などを対象とする。
病気や肥満に関係する腸内細菌叢
腸内細菌叢(腸内フローラ)とは、腸内に生息する1,000種類を超え、100兆個以上の腸内細菌が形成する細菌群のことである。近年、食事、生活習慣、健康状態の影響を受けやすく、病気や肥満との関連の高いことがわかってきて、活発な研究が進められている。
同社が腸内細菌叢の解析に用いた次世代シーケンサーは、数百から数億個もの塩基配列データの大量取得が可能である。イルミナ社やライフテクノロジーズ社など、各社の次世代シーケンサーによる高速シーケンス解析を実現している。

タカラバイオ株式会社
http://www.takara-bio.co.jp/release/?p=2600