切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん患者の治療薬として
2015年10月14日、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は、同社が小野薬品工業株式会社とともに開発したオプジーボ(一般名:ニボルマブ)が、プラチナ製剤による化学療法での治療中または治療後に病勢進行が認められた切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん(NSCLC)患者の治療薬として、米国食品医薬品局(FDA)より点滴静注を承認されたことを発表した。
同剤は2014年に米国でYervoyでの治療後、かつ、BRAF V600 変異陽性の場合は、BRAF阻害剤での治療後に病勢進行が認められた切除不能または転移性悪性黒色腫の治療薬として迅速承認を受けている。
その後、プラチナ製剤による化学療法での治療中または治療後に進行・再発が認められた肺扁平上皮がん患者の治療の適応、BRAF V600 野生型で切除不能または転移性の悪性黒色腫患者を対象とした同剤とYervoyの併用療法がそれぞれ追加承認を受けた。
国内では根治切除不能な悪性黒色腫の治療薬として発売
日本では2014年より、同剤が根治切除不能な悪性黒色腫の治療薬として発売されている。
現在はRCC、非小細胞肺がん、頭頸部がん、胃がん、食道がん、肝細胞がん、ホジキンリンパ腫、尿路上皮がん、膠芽腫を対象とした臨床試験が国内で進行中だ。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社 小野薬品工業株式会社 プレスリリース
http://www.ono.co.jp/jpnw/PDF/n15_1014.pdf