トルコに本社を置き医薬品の開発・製造・販売を行うTR-Pharmと
2015年10月13日、富山化学工業株式会社は、2015年9月にトルコの製薬企業「TR-Pharm」と、同社が創製した抗リウマチ薬「イグラチモド」に関するライセンス契約を締結したことを明らかにした。
TR-Pharmはロシアの有力製薬企業であるR-Pharmの関連会社である。今回のライセンス契約で、TR-Pharmにはトルコ・中東・北アフリカにおけるリウマチ治療を目的とした同剤の開発、製造、販売の独占的実施権が付与される。
富山化学工業にはTR-Pharmより一時金およびロイヤリティが支払われるという。
国内で初めてMTXと併用での有効性が確認された経口の抗リウマチ薬
「イグラチモド」は国内では2012年9月から販売が開始されている。
標準治療薬であるメトトレキサートとの併用試験において、メトトレキサートの効果不十分な患者に対し、国内で初めて併用での有効性が確認された経口剤だ。
関節リウマチ患者の状況に合わせた投与薬剤の選択を可能にする、新たな抗リウマチ薬として期待が高まっている。
(画像はプレスリリースより)

富山化学工業株式会社 プレスリリース
http://www.toyama-chemical.co.jp/news/detail/151013.html