第2回「褥瘡治療への介入で薬剤師の役割が変わる!!」を開催
日本在宅薬学会は、10月4日に開催した第2回「褥瘡治療への介入で薬剤師の役割が変わる!!」をホームページ上で紹介した。小林記念病院の褥瘡ケアセンター、センター長の古田勝経氏を迎え、講義を行った。
褥瘡と薬剤
講義では、褥瘡ケアの観点から、基剤、外用薬の効果や、薬剤師による臨床行為について話が行われた。近年、在宅医療は、日本の医療基盤となってきた。その中でも褥瘡は、患者にとって厄介な疾患の1つとなる。
今回の講義では、褥瘡の発症要因や基本的な病態、DESIGNルーツにプラスして、薬物療法の基本となる外用薬の特性、薬剤の効く環境づくりを学んだ。他にも薬剤や創傷被覆材を使った場合の効果的な使用方法についても講義が行われた。
講義の後には、グループディスカッションが行われた。「褥瘡症例検討~創の読み方と薬剤選択~」のテーマで、ディスカッションを行った。在宅介護で実際にあった症例を元に、薬剤を選択した。受講した薬剤師は、選んだ薬剤について積極的に意見交換を行った。
今後の在宅医療においての薬剤師
今回の講義に参加した薬剤師は、褥瘡だけでなく皮膚疾患においても外用薬を選ぶ必要性があると考えていた。
褥瘡の治療には、薬剤師が介入し、多くの施設での臨床研究で、治癒にかかるまでの時間が短くなり、悪化する確率が少ないと結果がでている。今回の講義は、実技指導を含めた実践的な学ぶ場となった。
(画像はプレスリリースより)

日本在宅薬学会 プレスリリース
https://jahcp.org/