在宅医療の必要性をいち早く認識
日本調剤株式会社は、9月25日、本年8月末の時点で同社全営業店舗の95%超が在宅医療の取り組み実績を計上したと発表した。
同社は、全都道府県で調剤薬局を展開する企業。薬剤師による在宅医療の必要性をいち早く認識し、訪問服薬指導への取り組みを全店舗で進めていたという。
以前に増して注目される調剤薬局・薬剤師
日本では現在、超高齢社会の到来を背景として「地域包括ケアシステム」を早期に構築すべく、様々な取り組みが始まっている。厚生労働省は「質の高い在宅医療の推進」を重点課題として掲げ、地域社会を医療面からサポートする調剤薬局・薬剤師の役割は以前にも増して注目されている。
この動きをいち早く認識していた日本調剤は、全店舗で訪問服薬指導への取り組みを推進。本年8月末の時点で全営業店舗510のうち485店舗が、在宅医療の取り組み実績を示す在宅患者訪問薬剤管理指導の実施実績を計上した。485店舗という数字は、全営業店舗の95.1%に相当する。
サポート体制の拡充にも注力
在宅医療の実践にあたり日本調剤は、サポート体制の拡充にも注力している。ハード面では、無菌調剤に不可欠な無菌調剤室の設置を推進。ソフト面では、薬剤師養成のために各種教育研修の場を設けているという。平成28年度からは、選抜者を対象とした注射薬無菌調剤実務研修も実施予定としている。
同社は今後も、在宅医療への取り組みを積極的に実施し、全国規模でサポートしていくという。
(画像はプレスリリースより)

日本調剤 在宅医療実績が全営業店舗の95%超! - 日本調剤株式会社
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