骨粗鬆症を効能・効果として
旭化成ファーマ株式会社は、9月30日、骨粗鬆症治療剤「AK156」について製造販売承認申請を行ったと発表した。
同剤の一般名は、「ゾレドロン酸水和物」。製造販売承認申請は、骨粗鬆症を効能・効果として行われた。
骨吸収の亢進を抑制する
「AK156」は、スイスのノバルティス ファーマ社が創製した、骨吸収の亢進を抑制するビスホスホネート製剤。石灰化した骨基質に蓄積したビスホスホネートは、破骨細胞に取り込まれ、その働きを直接阻害する。
同剤は2007年、年1回の点滴静注で1年間の治療が行える唯一の骨粗鬆症治療薬として、米国で初めての承認を取得。「Reclast」の製品名で同国内において発売された。その後は欧州でも承認され、現在は海外110カ国以上で承認を取得。米国以外の国では、「Aclasta」の製品名で発売されている。
骨粗鬆症の新たな選択肢を提供
旭化成ファーマは2010年6月、「AK156」の日本における独占的開発・販売権を取得。以来、国内で開発を進めていた。製品名は、「リクラスト点滴静注液5mg/100ml」が予定されている。
同社は、同剤により骨粗鬆症の治療における新たな選択肢を提供できると期待しているという。

骨粗鬆症治療剤「AK156」(ゾレドロン酸水和物)の国内製造販売承認申請について - 旭化成ファーマ株式会社
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