独自の創薬開発プラットフォームシステム
ペプチドリーム株式会社(以下、ペプチドリーム)は、平成27年9月14日、フランスのサノフィ社(以下、サノフィ)と共同研究開発契約を締結したことを発表した。
ペプチドリームは平成18年に特殊ペプチドを用いる創薬企業として設立した。数兆種にのぼる特殊ペプチドを広範囲に合成し、高速に評価できる創薬開発プラットフォームシステム(PDPS、Peptide Discovery Platform System)を構築。ヒット化合物の創製やリード化合物の選択、ファーマコフォアの理解を簡便かつ効率化した。
国内外の世界的製薬企業と契約
ペプチドリームはこの5年間で、国内製薬企業の第一三共株式会社と田辺三菱製薬株式会社、海外製薬企業のAMGEN社(米国)、AstraZeneca社(英国)など8社と創薬共同研究開発契約を締結し、戦略的共同研究開発に取り組んできた。
今回、サノフィと締結した契約もこれらと同様の内容で、サノフィが開発する創薬標的タンパク質に対し、PDPSを用いた特殊環状ペプチドの創製を目指すものとなっている。
この契約により、ペプチドリームはサノフィから契約一時金と研究開発支援金を受領し、その後の進捗状況で目標達成報奨金(マイルストーンフィー)や製品化後のロイヤルティーなどを受け取る。

ペプチドリーム株式会社 プレスリリース
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