英国国民保険サービスの償還対象として推奨する最終指針
2015年9月18日、中外製薬株式会社は、同社がロシュ社と共同開発した初のヒト化抗ヒトインターロイキン-6(IL-6)受容体モノクローナル抗体「RoACTEMRA」(tocilizumab)が、NICE(英国国立医療技術評価機構)から、その単剤療法を英国国民保険サービスの償還対象として最終指針により推奨されたことを明らかにした。
これにより、イングランドおよびウェールズにおける20,000名もの重度の関節リウマチ(RA)患者たちは、同剤の単剤投与を受けられるようになる。
今回の推奨は、同剤の単剤投与がTNF阻害剤の単剤投与に比べ、寛解に達した患者が約4倍いたとの試験結果を含む申請資料に基づいたものだ。
重度のRA患者治療薬として認められた生物学的製剤であり、唯一の抗IL-6レセプター抗体
同剤は重度のRA患者治療薬として認められた生物学的製剤で、唯一の抗IL-6レセプター抗体である。
イングランドおよびウェールズにおいては、同剤は一剤以上の一般的な治療薬またはTNF阻害剤の治療歴があり、症状の十分な軽減が得られてない、または忍容性が低い中等度から重度の成人のRA患者を対象に、MTXとの併用投与が認められている。

中外製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.chugai-pharm.co.jp/news/