ノボ ノルディスクが第51回欧州糖尿病学会で発表
2015年9月15日、ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は、スウェーデンで開催された第51回欧州糖尿病学会の年次学術集会において、成人の2型糖尿病患者を対象に実施された、コントロールに対する認識(POC)研究の結果を発表した。
この研究は、英国、スウェーデン、スイスにおいて基礎インスリンでコントロールが得られていない成人の2型糖尿病患者1,012名を対象に実施されたウェブ調査に基づいて行われた。各国の医師それぞれ100名も対象となっている。また対照群として、基礎インスリンによってコントロールが得られている英国の成人2型糖尿病患者295名からも情報が収集された。
その結果、医師と基礎インスリンによる治療でコントロールが得られていない患者それぞれの認識を比較したところ、定義、障壁、そして基礎インスリンによる治療でコントロールが得られないことによる患者の日常生活への影響といった点に大きな隔たりがあることが分かったという。
よりオープンな対話から糖尿病の管理改善へ可能性
同社は発表において、患者と医師でコントロールに対する認識に差があるという理解を高めることにより、両者間でより良いコミュニケーションがとれ、結果として糖尿病管理を改善できる可能性があるとの見方を示した。

ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.novonordisk.co.jp/content/Japan/AFFILIATE/