日本における開発・商業化に関する独占的ライセンス
2015年9月2日、アストラゼネカ株式会社は、メディミューンを通じて第一三共株式会社に、鼻腔噴霧4価インフルエンザ弱毒生ワクチン(製品名:FluMistR Quadrivalent)の日本における開発・商業化に関する独占的ライセンスを供与する契約を締結したことを明らかにした。
同ワクチンは日本における小児・青少年を対象とする第3相安全性・有効性試験を終え、現在承認申請の準備中となっている。
この契約により、アストラゼネカは第一三共株式会社による契約一時金を得るほか、その後の開発および売上に関連したマイルストン費用も得る。
一方で第一三共は国内における同ワクチンの開発・商業化に関する全責任を持ち、販売承認を保有するとのこと。
最も広範に入手可能な4価インフルエンザ弱毒生ワクチン
同ワクチンは経鼻噴霧型の弱毒生ワクチンであり、4種類のインフルエンザワクチン株を含有している。
インフルエンザ弱毒生ワクチンは、英国、カナダ、イスラエルなどにおいて、優先的に推奨されており、2003年に米国で最初に承認されて以降、現在は世界中で1億回超の投与量が供給されている。

アストラゼネカ株式会社 プレスリリース
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