福岡東医療センターの吉村怜医師に決定
日本イーライリリー株式会社は、8月28日、同社の奨学研究制度「第26回 リリー・サイエンティフィック・フェローシップ・プログラム」の選考結果を発表した。
同プログラムは海外への奨学研究制度。今回の奨学研究生(フェロー)は、福岡東医療センター神経内科の吉村怜医師に決定している。
専門家の育成を目的として創設
「リリー・サイエンティフィック・フェロー・プログラム」は、神経内科学・精神医学および関連分野における専門家の育成を目的として、1990年に創設された。
応募資格者は、26歳から40歳までの日本人医師。日本の大学あるいは病院などに所属し、臨床研究・実地診療・医学教育を積極的に行っていることが第一条件となる。
選考は、日本神経学会の選考委員会が行う。選出されたフェローは、自身が選択した海外の医療・研究施設にて、専門分野の研究に従事。募集要項に基づき、往復の交通費、そして留学期間中には月額30万円の奨学金が支給される。
次回募集は2016年3月に開始予定
今回フェローに選出された吉村怜医師は、今年10月からアメリカのトマス・ジェファーソン大学神経内科にて、研究(研究留学)を行う予定。なお次回フェローシップの募集は、2016年3月に開始が予定されている。
同社は今後も、同プログラムを通じて若手研究者の育成に貢献するとしている。

「第26回 リリー・サイエンティフィック・フェローシップ・プログラム」決定のお知らせ - 日本イーライリリー株式会社
http://www.lilly.co.jp/pressrelease/2015/newsx