医薬品・医療用具包装部門賞を受賞
グラクソ・スミスクライン株式会社(以下「GSK」)は、8月28日、同社の医療用医薬品である乳幼児誤飲防止PTPシートが、2015年日本パッケージングコンテストにおいて医薬品・医療用具包装部門賞を受賞したと発表した。
同コンテストは、公益社団法人 日本包装技術協会が主催しているもの。国内の包装分野における最大のコンテストとされる。
患者の視点に立った誤飲防止包装
GSKは、乳幼児のための誤飲防止対策として、2012年よりCRSF(Child Resistant & Senior Friendly)包装の導入を開始している。CRSF包装は、5歳未満の子どもはその8割以上が10分以内に開けることができず、高齢者は容易に開封して薬の服用ができる構造を持つ包装を指す。患者の視点に立った誤飲防止包装として、設計されている。
今回入賞した乳幼児誤飲防止PTPシートについても、同社はCRSF包装を導入。乳幼児が誤って容器を開けて医薬品を飲むことを防ぐ構造となっている。その一方で、薬の判断ができる高齢者は容易に取り出すことができるよう設計された。
いち早く乳幼児誤飲防止対策に着目
財団法人 日本中毒情報センターの報告によると、2010年における5歳以下の医薬品誤飲に関する受診件数は、7452件にのぼった。この数字は全体の25.8%を占めるものであり、タバコ関連品誤飲の3403件や化粧品誤飲の3701件を大きく上回る。
いち早く乳幼児誤飲防止対策に着目してきたGSKは、今回の入賞を喜ぶと共に、今後も服薬する患者・家族の安全や利便性を追求し社会に貢献していくとしている。

2015年度日本パッケージングコンテストで乳幼児誤飲防止PTPシートが入賞 - グラクソ・スミスクライン株式会社
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