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2025年05月19日(月)
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Atezolizumab 非小細胞肺がんにおいて腫瘍を縮小

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Atezolizumab 非小細胞肺がんにおいて腫瘍を縮小

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免疫チェックポイント阻害剤
ロシュ社は2015年8月17日、開発中の免疫チェックポイント阻害剤であるatezolizumabが、主要な大規模第II相国際共同治験であるBIRCH試験において、PD-L1陽性の局所進行又は転移性の非小細胞肺がん患者の腫瘍を縮小し、主要評価項目を達成したことを発表した。

翻訳版の発表は、2015年8月19日戦略的アライアンスを締結している中外製薬が行ったものである。

アテゾリズマブ
肺がんは主に、非小細胞肺がん(NSCLC)と小細胞肺がんの二つのタイプに分けることができ、NSCLCは最も患者の数が多く、全ての肺がんの中で85%を占めている。

Atezolizumab(抗PD-L1抗体/MPDL3280A)は、PD-L1(Programmed Death-Ligand 1)と呼ばれるタンパク質を阻害するように設計された開発中のモノクローナル抗体である。

研究内容と結果
BIRCH試験は、多施設共同非盲検シングルアームの第II相国際共同治験であり、PD-L1の発現が認められた局所進行または転移性のNSCLC患者667名を対象としてatezolizumabの有効性及び安全性を検証した試験である。

PD-L1の発現については、腫瘍細胞(TC)および腫瘍浸潤免疫細胞(IC)での発現の有無を、ロシュ社の診断薬部門が開発中の免疫組織化学染色法(IHC)により判定を行い、上記診断に基づき、IHCスコアがTC2/3若しくはIC2/3の患者をPD-L1陽性とした。

今回の試験では、3週間ごとにatezolizumab、1,200mgの静脈内投与を行い、主要評価項目であるORRの検討を行った。また、副次的評価項目には、奏効期間(DoR)、全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)と安全性が含まれていた。

患者のPD-L1発現量と抗腫瘍効果に、相関性があることを示し、副作用はこれまでに行われた試験で観察されたものと同様だった。


外部リンク

中外製薬 ニュースリリース
<a href=" http://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20150819150000.html " target="_blank"> http://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/ </a>


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