hhc、すなわちヒューマン・ヘルスケア
エーザイ株式会社は、8月19日、同社が展開している「hhc活動」についてのプレスリリースを発表した。
「hhc活動」とは、同社の企業理念「hhc(ヒューマン・ヘルスケア)」に基づき、患者や家族への貢献を目指すというもの。今回のリリースでは、米国・欧州・中国における食事を通じた「hhc活動」が紹介されている。
米国では食事配達、欧州ではレシピ本作成
まず米国では同社の米国子会社が、乳がん患者の家庭に食事を配達するプログラム「Meals at Home」を2012年以来実施している。同プログラムでは、栄養価の高い食事を、乳がん患者の家庭へ配達。患者が家族と共に時間を過ごすことができるよう支援している。
欧州においては、英国子会社が料理レシピ本「Around the Kitchen Table」を2013年に作成した。同書は、家庭で簡単に作れるがん患者向けの食事に関する情報が少ないと知った現地社員が、がん患者・栄養士・看護師と共に作成したもの。患者が少しでも食事を楽しめるよう、盛り付けや風味などを工夫した内容となっている。
中国では「養生 健康食譜」作成
中国では、中国子会社が2014年、健康維持のための料理レシピ本「養生 健康食譜」を、現地社員が漢方専門医と共に作成している。同書は、障がいを持つ人が冬季の健康維持法に高い関心を持つことを受けて、作成された。現地全社員から募った健康的な料理レシピの中から漢方専門医が厳選したものを掲載している。

hhcへの想い 米国、欧州、中国での食事を通じたhhcの取り組み - エーザイ株式会社
http://www.eisai.co.jp/philosophy/hhc/hhc2-57.html