日本医療研究開発機構と医薬品医療機器総合機構が連携協定を締結

国立研究開発法人日本医療研究開発機構（AMED）と独立行政法人医薬品医療機器総合機構（PMDA）は、日本発の革新的医薬品・医療機器・再生医療等製品の創出に向けて、2015年8月19日付で連携協定を締結した。

日本初の革新的医薬品・医療機器・再生医療等製品の創出を効率的に進めるためには、最新の研究開発の動向把握と、規制方針を踏まえた研究開発戦略の構築の実現が不可欠であり、今回のAMEDとPMDAの提携で実現に近づくこととなる。

主な連携内容は4項目ある。一つ目はAMEDが採択した研究課題のうち実用化段階に移行するものについては、原則的にPMDAの薬事戦略相談を受けることを条件として採択を行うことであり、二つ目はAMEDの研究課題評価に、PMDAが薬事戦略相談結果を踏まえて協力することである。

三つ目はAMEDの臨床研究や治験基盤整備に際し、PMDAは研修講師派遣などの側面的支援を行うことだ。

四つ目はAMEDが持つ、実用化を目指す採択研究課題、医療分野の研究開発動向や創薬支援事業・医療機器開発支援の実施状況などの情報と、PMDAが持つ、医薬品・医療機器等の規制動向、薬事戦略相談の実施状況、治験の実施状況などの情報を共有し、活用していくことである。

今回の提携により、AMEDによる医療分野の研究開発の推進業務等と、PMDAによる医薬品・医療機器等の審査・相談業務等の、各機構が持つ機能・知識・経験を相互に活用する体制を構築していくことにより、革新的医薬品・医療機器等の創出が期待される。

（画像はニュースリリースより）




日本医療研究開発機構　ニュースリリース
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