「セルセプトカプセル250」の新剤形
中外製薬株式会社は、8月17日、同社の免疫抑制剤「セルセプトカプセル250」の新剤形である「セルセプト懸濁用散31.8%」に関し、厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表した。
個々の状況にあった剤形の選択を可能に
「セルセプトカプセル250」は、「腎移植後の難治性拒絶反応の治療」と「腎移植、心移植、肝移植、肺移植、膵移植における拒絶反応の抑制」を効能・効果として販売されている免疫抑制剤。
同社は、新剤形である濁用散について、個々の状況にあった剤形の選択を可能にすべく、今回の申請に至ったとしている。カプセル剤では用量調整が難しい患者や、小児などカプセル剤の服用そのものが困難な患者の存在を、考慮したという。また、海外ではカプセル剤に加えて懸濁用散剤が販売されていることも、考慮されている。
アンメットメディカルニーズの充足に
「セルセプト懸濁用散31.8%」は、成人の場合、1回500mgから1500mgの量を、1日2回、12時間毎に食後経口投与する。しかし、同剤の耐薬量及び有効量は患者によって異なるため、最適の治療効果を得るためには用量の注意深い増減が必要となる。
中外製薬は今後も、アンメットメディカルニーズの充足に貢献すべく取り組みを続けるとしている。

免疫抑制剤「セルセプト懸濁用散31.8%」製造販売承認取得のお知らせ - 中外製薬株式会社
http://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/