バイオシミラー開発で実績
株式会社ジーンテクノサイエンスは、同社が開発しているバイオシミラーにおける業務提携に向けて、持田製薬株式会社(以下、持田製薬)と平成27年8月11日に基本合意書を締結した。
同社は、最初のバイオシミラーとしてフィルグラスチムバイオシミラーの製造販売承認を平成24年に取得し、原薬の開発、製造を行った他、複数のバイオシミラーを開発してきたバイオシミラーのパイオニア企業である。
今回の持田製薬との業務提携は、同社によるがん治療領域のバイオシミラーの開発、製造が具体化したことに加えて、同社のバイオシミラーでの実績や将来性に対して持田製薬から信頼を得た結果である。
共同事業化を準備
この合意書で、同社は、日本でのバイオシミラーの製造販売承認取得を目指した開発と販売について、持田製薬に独占交渉権を与える。さらに、同社はがん治療領域のバイオシミラーの原薬製造工程を最終化し、両社の共同事業化を準備する。
今後は、それぞれの役割や費用分担などの事項を両社で協議し、平成28年中に契約を締結する予定である。
合意書の締結に際し、同社は持田製薬から5,000万円を契約一時金として受領し、研究開発費に計上することになる。なお、この業務提携が平成28年3月期の業績に影響するかについては、現在、精査している段階である。

株式会社ジーンテクノサイエンス プレスリリース
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