共同研究企業として参加
大塚製薬株式会社は、7月29日、ケンブリッジ大学が新設するコンソーシアムに同社の英国子会社が共同研究企業として参加すると発表した。
研究参加する英国子会社は、アステックス ファーマシューティカルズ(以下「アステックス社」)。新設されるコンソーシアムでは、創薬に関する研究が行われる。
世界の深刻な病気に対して創薬研究
このコンソーシアムは、製薬企業の創薬開発力と大学や研究所が持つ高度な専門知識を結びつけ、世界の深刻な病気に対して創薬の研究開発を行うことを目的としている。
研究には、ケンブリッジ大学やベイブラハム研究所、ウェルカム・トラスト・サンガー研究所の学術・臨床の研究者、そしてアステックス社をはじめとする3社の製薬企業が参画。新しい治療薬候補や情報を、迅速かつ簡単に共有できるようになるという。
各パートナー企業は、共同研究プロジェクトに資金提供を行い、またコンソーシアムがアカデミアと企業の共同関係を監督するための資金提供も共同で行うとしている。
創薬技術のリーディングカンパニー
アステックス社は、2013年10月に大塚製薬の子会社となった企業。
同社は、X線結晶構造解析技術を進化させ、従来のハイスループットスクリーニングに頼らない独自のフラグメント創薬技術を確立。また、業界をリードする製薬企業と共同研究を行い、フラグメントベースの創薬技術のリーディングカンパニーとして世界から評価されている。

大塚製薬英国子会社「アステックス社」ケンブリッジ大学が行う創薬研究のためのコンソーシアムに参加 - 大塚製薬株式会社
http://www.otsuka.co.jp/company/release/detail