「腫瘍崩壊症候群の中間リスク及び高リスクを有する造血器腫瘍患者における化学療法に伴う高尿酸血症」
2015年6月30日、帝人ファーマ株式会社は、同社が創製した「フェブキソスタット」(欧州販売名:ADENURIC、日本販売名:フェブリク錠)が、「腫瘍崩壊症候群の中間リスク及び高リスクを有する造血器腫瘍患者における化学療法に伴う高尿酸血症」に対する適応拡大の承認を取得したことを明らかにした。
同剤の欧州におけるサブライセンス先である、イタリアのメナリーニ社を通じて承認が取得されたという。
欧州では先発医薬品承認後は後発医薬品の販売が10年間禁止されている。しかし同剤については既存療法と比較して臨床的意義のある画期的な治療選択肢となる可能性を評価され、販売保護期間は2019年4月20日までと1年間延長されることとなった。
全国発明表彰「内閣総理大臣発明賞」も受賞
同剤は世界で40年ぶりとなる新規尿酸生成抑制薬であり、世界的に治療薬が少ない高尿酸血症・痛風治療の領域において、患者にとって新たな治療選択肢の提供を実現した。
「平成27年度 全国発明表彰」においても、科学技術として秀でた進歩性を有し、かつ顕著な実施効果をあげている発明に授与される「内閣総理大臣発明賞」および「発明実施功績賞」を受賞している。

帝人ファーマ株式会社 ニュースリリース
http://www.teijin-pharma.co.jp/