気管や気管支から痰を喀出しやすくする
帝人ファーマ株式会社は、7月2日、徐放性気道潤滑去痰剤「ムコソルバンL錠45mg」を発売した。
去痰剤は、気管支炎やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患罹患時に、気管や気管支から痰を喀出しやすくする薬剤。
最小クラスの小型化を実現
去痰剤は、他剤と一緒に服用する機会が多い。そのため、医療現場からはより小さく、服用しやすい剤形の開発が望まれていた。また、COPDなど慢性呼吸器疾患の患者からは、朝の痰の喀出に対する効果も期待されている。
「ムコソルバンL錠45mg」は、こういったニーズに対応すべく発売された。同剤の特徴としては、まず小型化による服用時の負担軽減が挙げられる。同社独自の設計により、同剤は速放顆粒と徐放顆粒を一体化。服用回数が1日1回の去痰剤としては最小クラスの小型化を実現した。
朝の痰の喀出に高い効果を発揮
同剤の特徴としては、朝の痰の喀出に高い効果を発揮する点も挙げられる。
同社は既に、朝の痰の喀出困難に対して高い効果を発揮する「ムコソルバンLカプセル45mg」を展開しているが、「ムコソルバンL錠45mg」はこの有効成分を錠剤化。同様の高い効果を期待できるとしている。
「ムコソルバンL錠45mg」は、急性気管支炎・気管支喘息・慢性気管支炎・気管支拡張症・肺結核・塵肺症・手術後の喀痰喀出困難における去痰を、効能・効果とする。薬価は、67.7円/錠。

小型で服用しやすく、1日1回の服用で効果が持続「ムコソルバンL錠45mg」を発売 - 帝人ファーマ株式会社
http://www.teijin-pharma.co.jp/information/2015