韓国の骨粗鬆症患者のために
2016年4月1日、旭化成ファーマ株式会社(以下、旭化成ファーマ)は、骨粗鬆症治療剤「テリボン」(一般名:テリパラチド酢酸塩、日本販売名「テリボン皮下注用56.5μg」)に関して、韓国の導出先である東亞ST株式会社が、2016年3月28日より販売名「Teribone Inj.56.5μg」で韓国での販売を開始したことを発表した。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は、骨に含まれるカルシウムなどが減り、骨がもろくなる病気である。閉経後の女性に多く、背中や腰の痛み、背中や腰の湾曲、身長が縮むなどの症状があり、背中や腰の湾曲によって、内臓を圧迫し、息苦しさや、胸焼けの症状が出ることもある。
初期には目立った症状がなく、気づかずに骨折したり、周囲の人から指摘されて初めて気づいたりする場合が多い。重症になると、咳やくしゃみの衝撃でも背骨を骨折することや、背中や腰の痛み、太ももの付け根の骨折などにより、寝たきりになることもある。
韓国での承認取得
韓国においても日本と同様、高齢化の進展に伴い骨粗鬆症患者数が増加しているため、骨粗鬆症に対する対策は重要な課題となっている。
旭化成ファーマと東亞STは、2014年10月に「テリボン」の韓国における独占的開発・販売権を、旭化成ファーマが東亞STに供与する契約を締結、2015年11月に東亞STが韓国食品医薬品安全庁より「骨折の危険性が高い閉経後女性の骨粗鬆症治療」を効能・効果として販売承認を取得した。

旭化成ファーマ株式会社 プレスリリース
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