MSD、エアロセンスらとドローンによる医薬品配送事業実用化に向け提携

2016年4月6日、MSD株式会社はエアロセンス株式会社、アルフレッサ株式会社とともにドローンによる医薬品配送事業モデル構築における連携に向け合意したことを明らかにした。

MSDは関連規制、医薬品および医薬品パッケージに関する知識・知見を含めた医薬品配送に必要なノウハウを提供する。実用化に向けたドローンの技術的な課題の解決をエアロセンスが、物流ならびに配送に関する知見をアルフレッサが提供し、三社が連携・協力して医薬品配送のビジネスモデルの構築を目指していくとしている。

エアロセンス製の自律型無人航空機システムを活用し、操縦者不要で医薬品等を輸送する。同システムは垂直離着陸型の飛行が可能なため、滑走路が不要となり、さまざまな地域への医薬品輸送が期待できるとのこと。

ドローンを利用した技術は現在、様々な業種・業態において開発が進められている。

医薬品事業においても、ドローンを活用することで災害時の孤立地のみならず、平時の離島や遠隔地へも確実に医薬品を届けられる可能性がある。

現在用いられている陸上配送に加え、有力な輸送手段のひとつとして期待されている。三社は国家戦略特区にて実証実験を重ね、災害時における医薬品の緊急輸送の実施に備えていくとしている。

（画像はニュースリリースより）




MSD株式会社 ニュースリリース
http://www.msd.co.jp/newsroom/msd-archive/