全世界における独占販売契約
株式会社トランスジェニックは、3月10日、米国のDeltagen, Inc(以下「デルタジェン社」)との間で、デルタジェン社が有するノックアウトマウスの全世界における独占販売契約を締結したと発表した。
デルタジェン社は、創薬ターゲットとなり得る可能性の高い遺伝子を中心として、約900系統のノックアウトマウスを作製・保有する企業。
ノックアウトマウス、すなわち遺伝子破壊マウス
遺伝子改変マウスは大きく分けて、遺伝子破壊(ノックアウト)マウスと、遺伝子導入(トランスジェニック、ノックイン)マウスがあり、研究目的に応じて作製される。
ノックアウトマウスは、遺伝子の機能を破壊することによって、その遺伝子の機能を個体レベルで解析を可能とするもの。対して、ノックインマウスは目的遺伝子に任意の変異を入れ、トランスジェニックマウスは目的遺伝子を過剰あるいは異所的に発現させる。
創薬研究に一層貢献
トランスジェニックは2007年3月、デルタジェン社の製品およびサービスに関して、日本・中国・韓国における代理店契約を、デルタジェン社との間で締結。営業活動を行ってきた。
今回の全世界を対象とした独占販売契約締結は、トランスジェニックの技術力・実績が評価されたものと同社は認識。遺伝子改変モデルマウス販売のリーディングカンパニーとして、全世界での販売強化を図り、創薬研究に一層貢献するとしている。

米国デルタジェン社ノックアウトマウスの全世界での独占販売契約締結のお知らせ - 株式会社トランスジェニック
http://www.transgenic.co.jp/pressrelease/