特許の内容は非開示
株式会社LTTバイオファーマは、3月4日、味の素製薬株式会社との共同出願特許について、同社持分を譲渡するライセンス契約を締結したと発表した。
特許の内容は非開示で合意されており、譲渡の内容はLTTバイオファーマの全持分とされている。
ドラッグ・リポジショニングの共同研究
味の素製薬が保有する化合物であり第2相臨床試験後に開発を中断した薬剤に関して、LTTバイオファーマと味の素製薬は新しい適応を探索するドラッグ・リポジショニングの共同研究を実施。研究の結果、両社は新たな適応症を発見し、特許を共同で出願した。
今後の開発やライセンス活動について、両社は協議。その結果、今後は味の素製薬がこれらを単独で実施することについて合意。味の素製薬による開発やライセンス活動が円滑に進むよう、LTTバイオファーマは共同出願特許の持分を譲渡することにしたという。
一定のロイヤリティなどが配分
今回の出願特許持分譲渡によりLTTバイオファーマは、同特許が開発またはライセンス活動において成功した場合、一定のロイヤリティなどが配分されることとなった。
同社は、この案件について何らかの進展があった場合、報告するとしている。

保有特許のライセンス契約に関するお知らせ - 株式会社LTTバイオファーマ
http://www.ltt.co.jp/news/pdf