オープンイノベーションの施策の一環
第一三共株式会社は、3月8日、創薬共同研究の公募『TaNeDS:Take a New challenge for Drug diScovery/タネデス』を実施すると発表した。
この公募は、同社がオープンイノベーションの施策の一環として、2011年度から実施しているもの。募集は、日本国内の研究者を対象として行われる。
「Multi-entrance」と「Multi-exit」
『TaNeDS』は、「Multi-entrance」と「Multi-exit」という2つの特徴を持つ。
「Multi-entrance」は「多彩な入口」という意味であり、多彩な研究ステージのテーマを募集していることを指す。アイデア、萌芽研究、発明コンセプトの確立など、その範囲は多岐に及ぶ。また、個人の研究者の応募も、複数の研究者による共同応募も、共に受け付ける。
「Multi-exit」は「多彩な出口」という意味であり、研究成果の効率的な実用化のため、さらなる検証、共同研究、ビジネス視点での知財や技術の育成など、多彩な「出口」を準備している。
4つの形式の応募プランを設定
2016年度の『TaNeDS』では、「a.創薬標的検証タイプ」「b.創薬標的探索タイプ」「c.創薬技術開発・検証タイプ」「d.製薬技術タイプ」と、4つの形式の応募プランを設定されている。
応募対象者は、日本国内の研究者であり、応募内容の研究を日本国内で遂行可能な人。募集期間は、2016年5月30日から2016年6月27日まで。詳細は、第一三共ウェブサイト内の『TaNeDS』ページで。

TaNeDS(タネデス) - 第一三共株式会社
http://www.daiichisankyo.co.jp/corporate/rd/2016年度 創薬共同研究公募(TaNeDS)の実施に関するお知らせ - 第一三共株式会社
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/